花粉症対策にヨーグルトは効果がない？花粉症に効く食べ方とは

2016/01/05 2016/02/04

止まらない鼻水に頻繁に鼻をかむため鼻が痛くなったり、目がかゆくてたまらなくなり普段通りの生活が快適に送れない…。

そんなつらい花粉症の症状を抑えてくれるというヨーグルトですが、実は食べ方によってはその恩恵をまったく受け取れないんです。

またヨーグルトを食べれば速攻で花粉症の症状を和らげてくれる・収まってくれる！と勘違いしがちですが実はヨーグルトには即効性は期待できません。

じゃあヨーグルトは花粉症対策には全然意味がないの？

いいえ花粉症対策にはもってこいの食べ物です。ただ即効性を期待したり花粉症になってから食べ始めては遅いというだけで。

それでは花粉症対策にはどうヨーグルトを食べたらいいのか、ヨーグルトを食べることによってどのような効果があるのかを次からお話していきますね。

花粉症の症状が出る1カ月前から食べ始めよう

ヨーグルトによる花粉症の症状をやわらげる効果を期待するなら、できれば花粉症の症状が出始める8週間前、少なくとも1カ月前から継続してヨーグルトを摂るようにしましょう。

個人差はありますがだいたい100gから200gほどを毎日食べることにより、花粉症の症状を抑えてくれる効果が現れ始めますよ。ただ人によってはヨーグルトや乳酸菌が合わない場合もあります。どれが合うかは試してみるまでわからないのです。

また花粉症の症状が悪化してから食べたり、悪化している間だけ集中的にヨーグルトを食べてもあまり効果は期待できません。

症状が現れる8か月前から継続的に摂ればいいのはわかったけど、ヨーグルトはどの時間帯に食べればいいの？

ヨーグルトを食べる時間は朝昼夜いつでもかまいません。自分が好きな時間帯に食べてOKです。

オススメの食べるタイミングをあげるなら、乳酸菌が胃酸の影響を受けないように食後に食べるのがいいと思います。

ただそうは言っても毎回食後に食べるのは難しいと思うので、自分の好きなタイミングでヨーグルトを食べてくださいね。大事なのは時間帯よりも毎日続けて食べることです。

プレーンヨーグルトなど私たちが一般的に食べているヨーグルトでは、腸に届く前に乳酸菌が死んでしまうことがほとんどです。

また砂糖を入れてしまうと免疫力低下を防いでくれるビタミンBなどが減少してしまうので、ヨーグルトを食べる時は砂糖ではなくハチミツや黒砂糖にしましょうね。

花粉症に効果のある乳酸菌とそうではない乳酸菌があるので、ヨーグルトなら何でもいいという訳ではありません。

花粉症に有効とされている乳酸菌とそのヨーグルトをいくつか上げてみますね。

フェカリス菌…花粉症の症状を和らげてくれます。伊藤園の朝のYOOなど。

ビフィズス菌LKM512…こちらはアトピーの症状に有効。花粉症でアレルギー症状が出たときに食べると良いでしょう。メイトーのおなかで増えるビフィズス菌LKM512など。

ビフィズス菌BB536…花粉が飛び始める1か月前から継続して食べると花粉の症状をやわらげてくれます。森永のビヒダスヨーグルトBB536など。

L-55乳酸菌…花粉症のほかにアトピーの症状も和らげてくれます。オハヨー乳業のL-55生乳ヨーグルトなど。

LGG乳酸菌…花粉症やアトピーの症状をやわらげてくれます。タカナシ乳業のおなかへGG!など。

ヨーグルトに含まれている乳酸菌は整腸作用のあるため、腸内の環境を乳酸菌が整えることで免疫力がアップするからです。

ヨーグルトは体質を改善して基礎能力を向上させる役割を持ちます。

薬のように食べたら即効き目があるわけではありませんが、体の免疫機能を正常に保つことで、花粉症のアレルギー症状を緩和できるということですね。

スギ花粉など一部のアレルギー症状を抑えてくれる働きがあり、くしゃみの症状を緩和してくれるというバナナ。

花粉症の症状をやわらげたいならヨーグルトと一緒に2本のバナナ（200g）を食べると効果的ですよ。

バナナとヨーグルトの組み合わせは味的にも悪くないですよね。バナナが好きな方ならパクリと食べれちゃいます。

ヨーグルトは薬のように即効性は期待できませんが、毎日継続して食べ続けることにより体質を改善することで花粉症の症状を抑えることができます。

個人によってヨーグルトや乳酸菌が合う・合わないがあるので試してみるまでわかりませんが、ヨーグルトはお腹の調子がよくなったり肌がキレイになったりと、花粉症対策のほかに健康や美容面の効果を期待できるので、ぜひ三日坊主にならずに根気強くヨーグルトを食べ続けてくださいね。