汗臭いのに洗濯しても取れない原因は？汗の臭いを取る方法

2016/02/28

夏場は暑いのでどうしても汗をたくさんかいてしまいますよね。

そんな汗びっしょりになってしまった洗濯物を洗っても、なぜか汗臭いのが取れなくて困ってはいませんか？

今回はなぜ洗濯したのに汗のにおいが取れないのか、その原因と汗臭さを取る方法についてお話します。

汗そのものにはニオイはない…だと！？

イヤ～なあのにおいですが実は汗そのものには臭いがないんです。

それではどうして洗濯しても取れないあの汗みたいな臭いは何なんでしょうか？

汗をかいた時点ではにおいはしませんが、時間が経過して皮脂やタンパク質など垢が汗に混ざることで雑菌が繁殖します。

その雑菌が繁殖することで徐々にあのイヤなにおいが発生してしまうんですね。

しかも雑菌が繁殖するのは衣類の中（繊維の奥）なので、汗臭いにおいが衣類に染みついて洗っても取れない！となるんです。

服に染みこんでしまった汗臭いにおいはどうやったら取れるんでしょうか？

洗濯しても中々取れない汗臭いにおいを取れる方法はいろいろありますが、中にはにおいを取り除いてくれてもパワフルすぎて服を傷つけてしまったり、脱色させてしまうこともあるのでお気を付けください。

漂白剤には酸素系と塩素系があるんですが酸素系漂白剤を使用しましょう。

塩素系は漂白力がとても強いので白い衣類にしか使えないからです。

ワイドハイター粉末などの粉末タイプで弱アルカリ性酸素系漂白剤は、油脂を入荷して水の中に溶かすことができます。

油脂は雑菌の餌になるためそれを水に溶かすことができれば、雑菌が繁殖するのを防ぐことができますね。

においの元となる雑菌を排除してしまえば汗臭いにおいを取ることができるというわけです。

漂白剤を使うことで普通の洗剤だけでは落とすことができなかった、衣類に染みこんでしまった汗や皮脂や菌をパワフルに分解してくれるので心強いですね。

まず酸素系漂白剤をお湯でよく溶かして洗濯物を入れて30分～1時間ほどつけ置きしてください。

お湯ではなくぬるま湯でもＯＫですが、50℃くらいの熱めのお湯でつけ置きした方が効果的ですよ。

つけ置きしたら普通に洗濯すればＯＫです。

ただ酸素系漂白剤は絹や毛などのデリケートな素材の服には向かないので注意してくださいね。

また漂白剤は衣類に染みついたイヤなにおいを取れるのは助かりますが、漂白剤を直接手で触れてしまうと荒れたり、衣類そのものが傷んでしまうケースもあるため注意が必要です。

重曹でも油脂を乳化できるので漂白剤と同じく、雑菌の餌となる元を排除することができます。

ただ漂白剤よりは強力ではないことに注意しましょう。

1リットルの水に対して小さじ5杯ほどの重曹を入れて、そこに洗濯物をつけて30分ほど放置してください。

時間が経ったらこちらもいつものように洗濯します。

重曹や漂白剤を使っても汗臭いにおいが取れないのなら煮洗いをしましょう。

80℃から100℃のお湯で洗濯物を煮て、衣類に染みこんでしまった菌を除去する方法です。

ただし煮洗いはパワフルな効果を発揮する分、色物や柄物は色落ちすることが確定になるのでお気を付けください。

鍋に水を入れて火にかけて沸騰してきたら洗濯物を入れてください。

ときどきゆっくりとかき混ぜながらそのまま10分ほど煮ます。

10分ほど煮たら洗濯物をしっかりと揉み洗い&すすぎをしてくださいね。

すすぎは洗濯機に任せちゃってＯＫですが、煮洗いは熱湯を扱うので火傷にはよく気を付けて作業してください。

それから衣類が黄ばんでいたり汚れているときは、煮るときにお湯だけでなく洗剤を入れることで黄ばみや汚れも落とすことができますよ。

汗臭い洗濯物は普通に洗濯するだけでは臭いが取れないので本当困りますよね。

そんなときは漂白剤もしくは重曹を使って洗濯してみましょう。

お湯でつけおきしたら大抵の汗臭いにおいは取れると思います。

それでもにおいが取れない場合は煮洗いしてガッツリ菌を排除しましょう。

ただし服にも負担がかかるのでその点に注意してやってみてくださいね。