きゅうりには栄養価がないって本当?きゅうりは栄養を破壊する?
2016/02/04
サラダや漬物などに活躍するきゅうりですが、そんなきゅうりには栄養価がないという噂が…これって本当?
またきゅうりは他の野菜の栄養を壊すって聞いたんだけど…本当だったらどうしよう!?今まで割ときゅうりと他の野菜を組み合わせて食べてたよ!?
今回はそんなきゅうりには栄養価がないのか、きゅうりは他の野菜の栄養を破壊してしまうのかといった疑問についてお話します。
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きゅうりには栄養価がないってうそだよね?
残念ながらきゅうりにはほとんど栄養が入っていないんです…。
水分がほとんどであるきゅうりには栄養はあまり含まれていません。
なにせきゅうりには水分量が90%以上も含まれているので…。
ではそんな水分がとても多いきゅうりにはどんな栄養価が含まれているのか?
きゅうりにはビタミンC・カリウム・カロチンが含まれていますが、先ほど話した通り90%以上が水分なので含まれている割合が少なすぎます…。
きゅうりが他の野菜の栄養を壊してしまうって…うそだよね?
きゅうりはほとんど栄養が含まれてない上に他の野菜の栄養を壊してしまうとなったらきゅうりの肩身が狭すぎます。
ですが残念ながらこちらも本当で…きゅうりは他の野菜のビタミンCを壊してしまうんです。
これはきゅうりに含まれているアスコルビナーゼという酵素(アスコルビン酸酸化酵素)が原因です。
アスコルビナーゼはアスコルビン酸酸化酵素というのですが、一部のビタミンCを酸化させてしまう性質を持っているんです。
ちなみにこのアスコルビン酸酸化酵素はきゅうりの他にも含まれている食材はあります。
ニンジンやバナナにリンゴなどにもアスコルビン酸酸化酵素は含まれているんですよ。
……ということはこれらの食材も他のビタミンCが豊富に含まれているものと合わせたら、ビタミンCが失われてしまって意味がないことに!?
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ビタミンCを破壊させないためにはどうすればいいの?
せっかく野菜や果物などを食べるんですからビタミンCはしっかりと摂っておきたいです。
どうにかアスコルビン酸酸化酵素が含まれる食材でも、ビタミンCを破壊させないようにする方法はないのでしょうか?
アスコルビン酸酸化酵素がビタミンCを破壊しないようにする方法は熱を加えて調理したりお酢を使うこと。
実はお酢を加えたり加熱したりするとアスコルビン酸酸化酵素が働かなくなるので、他の食材に含まれるビタミンCを破壊されずに済むんです。
ですのできゅうりなどアスコルビン酸酸化酵素が含まれる食材を、他の食材と一緒に調理するときはお酢をかけるか熱を加えてアスコルビン酸酸化酵素の働きを阻止しちゃいましょう!
きゅうりの栄養価やビタミンCを破壊するうわさについてまとめ
きゅうりにはほとんど栄養が含まれていない(90%以上が水分)。
またきゅうりに含まれているアスコルビン酸酸化酵素により、他の食材のビタミンCを破壊してビタミンCが摂取できない恐れがある。
これを避けるにはお酢をかけたり熱を加えてアスコルビン酸酸化酵素の働きを停止させること。
サラダや漬物をつくるときに重宝するきゅうりですが、実はほとんど栄養価は含まれていなかったんですね…90%以上が水分ってあなた…。
それからアスコルビン酸酸化酵素によってビタミンCが破壊されてしまうというのには驚きです。
知らず知らずのうちにビタミンCを失ったまま今まで食事していたかも…。
きゅうりなどアスコルビン酸酸化酵素が含まれる食材を一緒に使う時は、お酢をかけたり熱を加えてビタミンCが失われないように気を付けないといけませんね。
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