猫の写真を撮るときにフラッシュは使わないで!危険な理由とフラッシュを使わないで写真を撮る方法
愛猫のかわいらしい姿は思わず写真に撮って残したくなりますよね。
ですが写真を撮るときにフラッシュを使って撮影してはいませんか?
実はフラッシュを使って撮影する行為は猫にはとても危ない行動なんです。
今回は猫をフラッシュを使って撮影するとなぜ危険なのかその理由と、フラッシュを使わずに猫の写真を撮れるテクニックについてお話しますね。
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猫をフラッシュで撮影するのが危険な理由とは?
夜行性であり狩りをする習性を持つ猫の目は、暗い中でも光をたくさん取り込めるようになっており、ちょっとした光でも回りがよく見えるようになっているんです。
猫は暗闇に居るとき瞳孔を大きく開いて光をたくさん取り込もうとしています。
そんな状態のときにフラッシュで猫を撮影してしまうと、急に光の量が増えるわけですから猫の目を傷めてしまう恐れがあるんです。
例えば人間でも太陽を直接見てしまったら、目の前がチカチカしたり目の奥に痛みを感ることがありますよね。
フラッシュを使われた猫は太陽を直視した人間以上に強い刺激を受けるため、視力が低下したりひどい場合は視覚障害を起こしてしまう恐れがあるんです(゚д゚ ; )
生後1か月以内の子猫はまだ視覚が未発達なので特に注意が必要です。
子猫をフラッシュで撮影してしまうと強い光による刺激で、視覚障害を起こしてしまう危険性が高いので要注意です。
絶対に猫にはフラッシュを使って撮影しないようにしてくださいね。
でも夜遊んでいる猫がかわいいから写真を撮りたいよ…
暗いところで遊んでいる猫を撮影したいけど、フラッシュはNGだから写真を撮ることは不可能かな?
いえいえ、フラッシュを使わなくても愛らしい猫を上手く撮れる方法はありますよ^^
ISO感度を高くすれば暗いところでも被写体をハッキリと撮影できる
カメラの光に対する感度を表した数値がISO感度なんですが、ISO感度を高くすることで暗い場所でも猫をハッキリと撮影することができますよ。
ただハッキリと明るく撮れるのはうれしいんですが、その分画質が劣化してしまうので注意してくださいね。
ISO感度を高くするときは一度試し撮りをして、どのくらいの画質か確かめてみましょう。
直接光を当てるのがNGなら間接的に猫を照らせばOK
間接照明を使って間接的に猫を照らせば、猫の目を傷つけることなく夜の雰囲気を醸し出しながら写真を撮ることができますよ。
照明は暖かい色のものを使って背景がボケるようにピントを合わせると、幻想的で素敵な写真が撮れるのでオススメです。
カメラも絞りを開けば光をたくさん取り込める
猫が瞳孔を開いて光をできるだけたくさん取り込もうとするように、カメラも絞りを開けることで光をたくさん取り込むことができるんですよ。
それに絞りを開けたらその分だけシャッタースピードも速くできるので、手振れを抑えたり猫が動いたときに生じるブレも抑えることができます。
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猫の目の仕組みを知っておこう
クリクリと大きな目は猫のチャームポイントですよね。
そんな猫の目は真っ暗な夜でも光を出来るだけ多く取り組む事ができるようになっています。これは夜行性動物の特徴でもありますね。
また猫の目が大きいのは結晶体が大きく、その大きな結晶体を覆う厚い角膜があるからです。
ビー玉みたいに透き通っていた半円形の角膜は光を屈折させることでピントを調節しているんですよ。
このビー玉みたいな猫の目は表情がとても豊かなので見ていて楽しいですよね^^
少ない光を多く取り込む結晶体はレンズの役目をしています。
猫の瞳孔は機能的には人間と同じ
猫の瞳孔は機能的には人間と同じなんですが、猫の場合は人間よりも大きく瞳孔を開閉できるのが違うところです。
これにより暗いところでも瞳孔を大きく開くことで、ちょっとした光でも物を見ることができるんですね。
タペタム層によりわずかな光量でも物を見ることができる
網膜の裏の細胞層であるタペタム層(輝板)は、僅かな光を反射して視神経に伝える働きがあります。
この働きにより猫は人間の7分の1程度の光でも物を見分けることができるんですね。
うっかりフラッシュで猫を撮影したら目が光って怖いことになっちゃったんだけど…
フラッシュで猫を撮影した時に猫の目が光のは、タペタムに光が当たって反射しているために猫の目が光っているように見えるんです。
猫の目が光っている写真を見る方はおもしろいかもしれませんが、猫にとっては強い光を急に受けて目にダメージを受けている状態なのでフラッシュを使った撮影は推奨できない行為です。
もし今までフラッシュを使って猫を撮影していたのなら、これからはフラッシュを使わずに猫の写真を撮ってくださいね。
猫の写真を撮るときフラッシュはダメ絶対
猫を撮影する時にフラッシュを使ってしまうと、視覚障害を起こす可能性や光が怖くなりトラウマやストレスになる可能性があるため、猫を撮影する時は絶対にフラッシュは使わないようにしましょう。
普段フラッシュを使って撮影している人は慣れるまで大変かもしれませんが、フラッシュを使わなくても猫の素敵な写真を撮ることはできるのでフラッシュを使わない撮影にぜひチャレンジしてみてくださいね。
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