いくら寝ても眠いのは病気？寝ても寝ても日中眠いのは危険な病気かも

2016/03/20

いつもしっかりと寝ているのになんで昼間眠くなるんだろう？

いくら寝ても昼間眠くなってしまうのは過眠症という病気かもしれません。

夜ちゃんと寝ているのに日中強い眠気に襲われる場合は過眠症の疑いが

夜更かしや徹夜などで十分な睡眠が得られなかった場合、日中眠くなる…というのは誰にでもあることです。

あとは夜勤などで昼夜逆転の生活をしていても日中眠くなりますね。

夜更かしや昼夜逆転などで日中眠くなるのは原因がすぐにわかりますが、過眠症はしっかりと夜寝ているのになぜか昼間強い眠気に襲われてしまうんです。

睡眠をしっかりととっているのに日中に眠気を感じることが多い状態が続く場合は過眠症の疑いがあります。

昼夜逆転や夜更かしなどで睡眠時間が足りないなどの原因がなく、しっかりと夜寝ているのに日中強い眠気に何度も襲われる日が1か月間毎日のように続いている…。

そんな状態が1カ月以上も続いていると日常生活に支障が出てきてしまうので困りますよね。

肝心な時に眠気に襲われて居眠りしてしまったり、ぼーっとしてしまって勉強が進まなかったり仕事で穴をあけてしまったりとトラブルが起きやすくなってしまいます。

夜寝ているのに日中うとうとしてしまったり、集中力・思考能力・活動力が低下気味だったり、イライラする、ぼーっとしてしまう、起きるのがつらいなどの症状が続いている場合は注意が必要です。

過眠症の原因となる病気はいろいろありますが代表的な病気を4つ紹介しますね。

過眠症の原因となる代表的な病気のひとつであるナルコレプシー。

ナルコレプシーは思春期に発祥することが多いですが、稀に中高年でも発祥する場合もあります。

ナルコレプシーの特徴は日中強烈な眠気に襲われること。

食事をしていても仕事で商談しているときでも眠ってしまうんです。

ナルコレプシーは居眠り病とも呼ばれます。

どうしてすぐに寝るんだ、ただの怠け者じゃないか…と勘違いされやすい病気です。

ナルコレプシーの発症率は600人に1人と言われており、潜在的には20万人の患者がいると推定されています。

日中我慢できないほどの強烈な眠気に襲われたり居眠りしてしまう場合は、ナルコレプシーかもしれませんので早急に病院へ行きましょう。

睡眠時無呼吸症候群はナルコレプシーと並ぶ過眠症の原因となる代表的な病気のひとつです。

睡眠中に何度も呼吸が止まる→再開するという病気が睡眠時無呼吸症候群です。

寝ている時に頻繁に呼吸が止まることにより、眠りそのものが浅くなってしまいます。

そしてからだの酸欠状態を補うために心拍と血圧があがり、普通なら寝ていてリラックスできる状態なのにからだや脳に大きな負担をかけてしまうんです。

なので睡眠時無呼吸症候群になると朝起きてもスッキリと起きることができず、日中強い眠気に襲われて集中力が低下し日常生活に支障をきたしてしまうんですね。

睡眠時無呼吸症候群は寝ている最中に症状が起きるため、本人が自覚していないケースも多いです。

本人よりも家族により睡眠時無呼吸症候群が発見されることが多い病気です。

突発性過眠症の症状は日中強烈な眠気に襲われて1度に1時間以上眠ってしまいます。

眠りから覚めたとき時間は関係なく頭がぼーっとする状態が続きます。

また突発性過眠症は頭痛やめまいなどの自律神経失調症の症状が見られます。

日本ではあまり聞きなれない病気ですが、むずむず脚症候群は欧米ではよく見られる病気です。

むずむず脚症候群の症状は寝ているとき、膝～足首（特にふくらはぎ）にムズムズと虫がはっているような不快な感覚が起きます。

このムズムズと不快な感覚のせいで夜眠ることができない→睡眠不足になってしまうんですね。

過眠症は日中強烈な眠気に襲われるため、日常生活に支障をきたすことが多いですよね。

ですがそれだけでなく交通事故などの不慮の事故にあうリスクも高くなってしまいます。

もし過眠症かもしれない…と思ったらそのままにしないで病院で見てもらいましょう。

過眠症の原因は様々なので思いもよらない病気が隠れている可能性もあるのが怖いところ(ﾟдﾟ ; )

夜寝ているのに昼間眠くなるのは自分が怠け者だから…なんて思わないで、病院の睡眠外来や睡眠科などで見てもらいましょう。