台風の目の意味や中心はどうなってる?運動会の台風の目ってどんな競技?
2016/07/15
夏~秋にかけてやってくる台風はよくニュースで流れますよね。
このとき「台風の目」という表現を聞いたことはありませんか?
この台風の目とは何を意味しているのでしょうか?
今回は台風の目の意味や中心の天気はどうなっているのか、運動会や体育祭である競技「台風の目」とはどのような競技なのかご説明しますね。
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台風の目とは
台風とは猛烈な熱帯低気圧のことで、台風が突入した地域では暴風雨となり土砂災害が起こることもありますね。
そんな台風は実は遙か高い位置から見ると渦を巻いた雲のかたまりになっているんです。
この渦の中心部には雲がなくてぽっかりと穴が空いています。
穴がぽっかりと開いているのが目に見えることから「台風の目」と呼ばれるようになったんですね。
台風の目の中の天気は雨なのか晴れなのか
台風の目のって台風の中心なんだからそりゃあもう暴雨と暴風でえらいことになってるだろう…と思いきやそれは違うんですね。
台風の目…すなわち台風の中心は快晴で風もほとんど吹いていません。
びっくりするくらい雨も風もない晴れの状態なんですよね。
雲がない(薄い)状態なので雨を降らせる力も風が吹く力もないんです。
空を見ると雲ひとつない快晴で、もう台風は過ぎ去ったんだなぁ~と誤解しがちですが一時的に台風が止んだに過ぎません。
この後また台風に突入するため注意が必要です。
再び突入した台風は風向きが台風の目に入る前と逆になっているんですよ。
中心を超えたので逆向きになったんですね( ゚д゚ )
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台風ってどうして出来るの?
海水が太陽の熱で温められて蒸発→水蒸気となり上空へ昇っていく→大量に水蒸気が昇ると上昇気流を発生しつつ冷えて雲に変わる
この上昇気流から生まれた風が雲の中心部へと吹き込むんですが、これが渦となりドンドン成長して台風となるんですね。
そして中心部へ一度風が吹き始めると遠心力(円の中心から外側へ向かおうとする力のこと)が発生します。
遠心力が生まれることで中心部へ拭いていた風が、今度は雲と一緒に外側へ吹き抜けます。
雲と風が中心から押し出されるかのように外側へ移動した結果、中心部の雲が薄くなる→ぽっかりと穴があいて台風の目となるんですよ。
運動会の競技である台風の目とは
運動会や体育祭で行われる競技のひとつに「台風の目」がありますね。
学校によってはタイフーンやハリケーンなどと呼ぶところもあるようです。
運動会や体育祭で行う台風の目では、長い棒を数人(4~5人ほど)で持って途中にコーンが置かれたコースを走る競技です。
この置かれているコーンが台風の中心(台風の目)となり、子どもたちは台風の目の周りをまわる風になっているんですね。
内側の子(コーンに近い)よりも外側の子の方が多く走ることになるので、うっかり外側になってしまったときは憂鬱でした^^;
台風の目は最初にゴールしたチームが勝ちですが、1チームがコースを往復して次のチームに棒を渡すリレー方式の台風の目もありますね。
勝つためのコツはコーンを回るときにいかに早く回ることができるか、リレー方式の場合はどれだけはやくバトンを渡せるかも鍵になってきます。
あくまで一時的に晴れただけ
台風の目に入ると雨や風が止んで晴れになりますが、それは一時的ですぐにまた台風がやってきます。
晴れたからこれで出かけられるなぁと外出しようとすると後で泣く羽目になるので、再びやってくる暴雨と暴風に備えましょうね(`・ω・´)
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