鯉のぼりの一番上のあれは意味があるの?名前は?
2016/02/04
鯉のぼりの一番上にあるヒラヒラとなびいてるあれは何なんでしょうか。何か意味があって一番上についているのかな?
実はあのヒラヒラしたものは大変重要な役割があるんです。色もただ派手だからあのカラーリングにしているわけではないんですよ。
今回はそんな鯉のぼりの一番上についているあのヒラヒラについてお話していきますね。
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鯉のぼりの一番上についているあれは吹き流し
鯉のぼりの一番上についているものは吹き流しと言います。
吹き流しは風の強さや方向を見極めるために使われるもので旗の仲間です。
その吹き流しがどうして鯉のぼりと一緒に飾るようになったのか?
本来の意味の風の強さや方向を見極めることと見栄えがよいため飾られるようになったそうです。鯉の上にあのヒラヒラがないと確かにちょっと寂しいですもんね。
吹き流しのヒラヒラの色について
鯉のぼりについている吹き流しは色鮮やかなカラーリングをしていますよね。
5色カラフルな吹き流しですが中国の陰陽五行説から取り入れています。
この世の全てのものは陰と陽のふたつの気、木・火・土・金・水の5つの要素で成り立っているという思想が陰陽五行説です。
この五行を取り入れたのが鯉のぼりの吹き流しの色なんです。青(緑)は木・火は赤・土は黄・金は白・水は紫(黒)といった感じです。
吹き流しをつけることで魔除けの効果も
また五行説からつけられた5色全てがそろうと魔除けに威力を発揮すると言われていました。
魔除けの意味が込められた吹き流しは男の子の無事な成長を祈るのに欠かせないアイテムですね。
吹き流しが一番上に付いた鯉のぼりを家の下に飾ることで、家が守られて家族が安心して生活できる…といった感じに昔の人はイメージして意味を込めたのでしょうか。想像力が豊かでわたしも見習いたいです。
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鯉のぼりを飾るのは意味があるの?
当時の日本は医療が発達していなかったので病気や栄養失調で死んでしまうことも多かったです。乳幼児の死亡率がとても高かったそうですね。
だから7歳までは神様の元へいつ帰るかわからないなんて言われていたんですね。
せっかく授かった子どもが神様の元へ帰らずに、スクスクと健康に育ちますように…という祈りから鯉のぼりを飾るようになったんです。
鯉のぼりの一番上についているヒラヒラの意味まとめ
鯉のぼりの一番上についているものは吹き流しという。
色鮮やかなカラーリングは中国の陰陽五行説から取り入れてたもので5色全てが揃うと魔除けの意味がある。
死にやすい子どもが健康にスクスクと育つようにという願いから鯉のぼりが作られた。
鯉のぼりの一番上にあるヒラヒラはただ見栄えがよいだけじゃなかったんですね(その意味もありましたが)。魔除けの効果をもつ吹き流しがあってこそなので、吹き流しは鯉のぼりには欠かせない要素です。
もしお子さんに一番上にあるヒラヒラはなんで付いてるの?と聞かれても今年はバッチリ答えられますね^^
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