中国の中秋節とは何をする日で月餅とは何?中秋の名月との違いは?
2016/08/11
9月中旬~10月上旬の間にある満月の日を中秋の名月と言いますが、最近では「中秋節」という言葉も聞くようになりましたね。
今回は中秋節とは何をする日で月餅とは何なのか、中秋の名月と中秋節は違いがあるのかなどお伝えします。
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中国の中秋節と中秋の名月の違いは?
中秋節も9月中旬~10月上旬の間にある満月の日のことを差します。
言い方が違うのは中秋節は中国のお祭りだからなんですね。
旧暦8月15日(今の暦では9月15日)というのも中秋の名月と一緒で満月を見るお月見も行われます。
中秋節の満月は中国では家族団らんや家庭の円満を象徴するものとして考えられているんですよ。
そのため中秋節の前後を連休にして、故郷から離れて暮らしている人も連休中に帰省して家族団らんができるように配慮されているんです。
この時期は帰省する人が多く大渋滞になるので帰るのも一苦労だったりしますが^^;
ここが日本の中秋の名月と中秋節の違いでしょうか。
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中秋節に欠かせないアイテム「月餅」ってどんなもの?
日本の中秋の名月ではお団子を食べますが中秋節では丸い形をした「月餅」とい伝統菓子を食べます。
月餅以外には西瓜などの果物を食べて家族の幸せを祈ります。
元々は中秋節のお供え物であった月餅(げっぺい)ですが、家族団らんの象徴で縁起物としてギフトにも愛用されているそうですよ。
親しい人やお世話になっている人に月餅を贈る風習があるんですね。
8月中旬を過ぎたあたりからお店には月餅ギフトがたくさん並ぶんですよ。
月餅の中身はいろいろで小豆餡やハスの実・ナツメをすり潰した餡や、塩漬けしたアヒルの卵黄など地方によって違うんです。
最近では変わり種としてアイス月餅やコーヒー月餅などがあるんだとか。
10億人もの人がいる中国で中秋節にはみんな食べるものなのでメーカーは稼ぎ時ですね!
日本でも同じように月見団子を必ず食べる日になればスタバなど有名企業が参戦してくれるかもしれませんね。
ちょっと想像できませんが^^;
日本では月でウサギが餅つきをしているけど中国では?
中国ではうさぎが不老不死の材料を臼で打って粉にしているとされているそうです。
月が満ちては欠けてまた欠けて満ちる様子から不老不死や再生の思想と結び付けられたんですね。
同じ月を見ながら何かを食べる行事でも食べる物や行事の意味が異なるのが、文化の違いを感じられて面白いです^^
まとめ
中秋節とは中秋の名月と同じく9月中旬~10月上旬の間にある満月の日のこと。
同じ日で月を見ながら何かを食べるのは一緒だけど中秋節と中秋の名月では祝い事の内容が違う。
中国の中秋節は祝日にするほど重要な日、日本の中秋の名月は方策を祝う。
中国では中秋節の満月は家族団らんや家庭円満を象徴するものとして考えられているため、中秋節の前後を連休にして家族で過ごせるように配慮されている。
中秋の名月では団子を食べるが中秋節では月餅(げっぺい)を食べる。
日本では月でウサギが餅つきをしているが中国では月でウサギは薬を作っている。
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