ひな祭りのひなあられの由来や色の意味は?関東と関西では違いがある?
2016/11/16
ひな祭りで食べるものといえば何を思い浮かべますか?
昔からの風習としてひなあられを食べる方は多いと思います。
ひな祭りに食べる定番のお菓子ですが意味や由来まで知っている方は意外と少ないかもしれません。
今回はひな祭りで食べるひなあられの由来や意味、関東と関西の違いやカロリーなどをお伝えしますね。
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ひな祭りにひなあられを食べるようになった由来とは
「雛の国見せ」という「ひな遊び」を楽しむときに一緒に持って行くお菓子、それが「ひなあられ」でした。
ひな遊びとはひな人形を連れて外に出て、ひな人形に野山などを見せてあげる風習や遊びのことです。
野外でひな遊びをするときに持って行くおやつのようなものがひなあられということですね。
ひなあられはひし餅を外で食べることができるようにひし餅を砕いて作ったという説もあるようです。
意味について
ひなあられの色は4色の場合と3色の場合がありますよね。
3色か4色かでひなあられの色の意味合いが違ってきます。
3色の場合
桃色・白色・緑色の3色のひなあられは先ほど書いたように「ひし餅を砕いて作った」という説があります。
元になったひし餅の色には桃色(赤色)は「魔除け・桃の花・生命のエネルギー」。
白色は「純白の雪・清浄・大地のエネルギー」。
緑色は「長寿・健康・木々のエネルギー」といった意味があります。
3色のひなあられを食べることで「自然のエネルギーを得ることができ1年間を健康に過ごすことができる」という意味があるそうです。
4色の場合
桃色・緑色・黄色・白色の4色のひなあられにはどのような意味があるのでしょうか?
4色の場合は「それぞれの色が四季を表している」と言われています。
「桃色=春」「緑色=夏」「黄色=秋」「白色=冬」を意味しています。
4色のひなあられは「1年を通して幸せを祈っている」という意味が込められているようです。
ひなあられは3色・4色どちらの意味も娘を大切に思っている両親の願いが込められているのがわかりますね^^
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ひなあられは関西と関東では違いがある?
ところでひなあられには関西地方と関東地方で違いがあるのをご存じでしょうか?
地方によりひなあられの形や味が異なります。
関西
関西のひなあられは直径1センチほどでコロコロと可愛らしい形をしているのが特徴です。
味付けが塩や醤油で行っているため少ししょっぱいひなあられですね。
丸いおかきのような見た目なのでコチラの方があられっぽい感じです。
そんな関西のひなあられはもち米を使用して作られています。
また関西のひなあられはひし餅を砕いて炒ったのが始まりと言われていますね。
関東
関東のひなあられは細長い形をしているのが特徴です。
干し飯を焙って砂糖をかけたことが始まりと言われています。
お米を混ぜて作るポン菓子に砂糖で味付けをし甘くしたものなので、関西と違って甘く仕上がっていますよ。
関東のひなあられはうるち米を使用して作られています。
ひなあられのカロリーはどれくらい?
ひなあられのカロリーは関東地方でも関西地方でもあまり違いはないようです。
およそ100gで330キロカロリーほどです。
どちらのひなあられも原料にそれほど違いがないのでカロリーもそれほど変わらないんですね。
ひなあられを食べて1年間健康&幸せに過ごせますように
ひなあられは色ごとに意味があったんですね。
ひな祭りが現代にも受け継がれていることで何時の時代でも親は子が健やかに育つように願っていることがわかります。
今年のひな祭りもひなあられを食べて子どもが1年間健康で幸せに過ごせるように祈りましょう( ´∀`)
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