花見団子が3色の由来は?意味はあるの?
2016/02/04
花より団子なんて言葉もありますが綺麗に咲いた桜を見ながら団子を食べるのは気分がいいですね。
お花見で食べる団子というと桃・白・緑の3色のお団子を思い浮かべますが、どうして花見団子は3色カラーなんでしょうか。
花見団子が3色なのはちゃんと意味があるんですよ。今回は花見団子がなぜ3色なのかについてお話していきますね。
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花見団子の3色はそれぞれの季節を表現
花見団子の色ですが桃色=桜の花で春を表現・白=雪で去った冬を表現・緑=よもぎで次に来る夏を表現…といった意味があるんです。
3色なのはそれぞれ季節を表していたんですね。秋がないのは仲間外れな感じがしてちょっとかわいそうですが^^;
花見団子に秋がないのは花見団子は食べ飽き(秋)ないから…なんちゃって。
花見団子の3色はすべて春を示しているという説もあります
また花見団子の3カラーは全て春を表しているという説もあるんです。
桃色は先ほどと同じように桜の花、白は残雪で早春や春の青空の色を意味しており、緑はよもぎや春になって一斉に芽を出す植物たちという生命の息吹を感じる春を表現。
花見団子の3色カラーは縁起がいいという意味も
それから花見団子の3色にはおめでたい意味があるため、縁起を担ぐ食べ物であるという説もあるんですよ。
桃(赤)と白で紅白=おめでたい・緑=邪気を払う力があるのでおめでたい。
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三食団子の順番にもきちんと意味があるんです
お花見で食べる三食団子ですが上から桃・白・緑の順番ですよね。
このクシに刺さっている色の順番の説はふたつあるんです。
ひとつはこの順番で桜が咲く順序を表現しているというものです。赤い(ピンクの)つぼみ→白い桜が開花→花が散った後は緑の葉っぱが成長する…といった感じです。
ふたつめは早春の情景を表現していること。春の空はやわらかな太陽ですが地面にはまだ雪が残ってる(残雪)が雪の下には新緑が芽吹いている。
どちらの説でも春をイメージとしていてなんだかロマンチックですね。
いつからお花見で団子を食べるようになったの?
お花見=団子=三食団子と連想しますが、いつからお花見ではお団子を食べるようになったんでしょうか。
お花見に団子を食べるきっかけを作ったのは豊臣秀吉でした。
京都の醍醐寺で豊臣秀吉が花見で日本各地の甘い物を集め来客に振る舞ったことから、お花見で団子など甘いお菓子を食べるようになったと言われています。
江戸時代では庶民がお花見をしながら団子を食べる習慣が広まったんですが、花見にお団子を食べる習慣が広まった理由はハッキリとはわかっていません。
花見の季節に団子屋が団子を売り出したのがきっかけではないかと言われています。
花見団子の3色の意味と理由まとめ
三食団子の色は桃(赤)・白・緑は春・冬・夏と季節を表している。また3色全てが春を表現しているという説もある。
桃・白・緑の順は桜が咲く順序や早春の情景を表現している。
豊臣秀吉が茶会で日本各地の甘いものを来客に振る舞ったことから、花見をしながらお菓子を楽しむようになった。江戸時代では庶民が花見をしながら団子を食べる習慣が広まっていた。
お花見に食べるスイーツは団子じゃないとダメという訳ではありませんが(元となった豊臣秀吉も団子だけを振る舞ったわけではありませんし)、お花見=三食団子というイメージは強いですよね。
花見団子の3色はただ可愛いからと色を分けたのではなく、春を待ち遠しいと思っていた当時の人たちがつくったお団子。
今年のお花見は綺麗な桜を見ながら昔ながらの三色団子を食べて春を堪能するのはいかがでしょうか。
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