バレンタインにチョコを渡すのは日本発祥じゃなかった?由来をチェック!
2016/02/04
女性が男性へチョコを贈るバレンタインデー。渡す方も貰う方も当日はそわそわ落ち着かない日ですよね。
ですがこのバレンタインに女性がチョコを男性へ渡す風習はいつから始まったんでしょうか?お菓子メーカーの戦略だなんて話しも聞きますが果たして。
今回はバレンタインデーの由来について調べてみました。
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バレンタインデーそのものにはきちんとした意味があった
3世紀のローマでは皇帝により若者は結婚することを禁止されていました。キリスト教徒であるバレンタインがそんな若者を気の毒に思い、皇帝に内緒で結婚させていたんです。ですが皇帝にばれてしまいバレンタイは処刑されることに。そのバレンタインが処刑された日が2月14日でした。
そして時は流れて200年後ローマでは2月14日は独身の男女がくじ引きでカップルを決めるというお祭りが実施されていました。
キリスト教はくじ引きで付き合う人を決めるなんて風紀が乱れてしまうと危惧し、未婚の男女がクジ引きでカップルを決めるというお祭りは廃止に。代わりに200年前に処刑された聖バレンタインを祀るお祭りをするようになりました。
それ以降の2月14日では恋人たちが花やメッセージカードなどを贈り合う日に。
バレンタインデーは元々は日本のように女性が男性にチョコを渡すのではなく、男女がお互いに贈り物をする日だったんですね。
バレンタインの本来の意味は男女関係なく、いつもお世話になっているという感謝の気持ちを込めてプレゼントorカードを贈る日でした。
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どうして日本だと女性から男性にチョコを渡すの?
バレンタインデーは男女関係なく感謝の気持ちを込めて贈り物をする日ということは、日本の好きな人にチョコをあげるのっていったい…。
この好きな人にチョコを贈る、というのはお菓子メーカーの戦略だと言われていますね。でもこのお菓子メーカーの戦略、実は日本から発祥したのではなく海外からなんです。イギリスのチョコレート会社カドバリー社が、チョコレートボックスをギフト用に製造した結果、チョコを渡すというのが広まったようです。
日本では神戸モロゾフ洋菓子店が1936年に英字雑誌にバレンタインチョコの広告を出しました。その時の広告は男女共に向けての宣伝で、次に恋人へ贈り物をしようぜ!と宣伝をしたんですが、残念ながら当時は広まらなかったようですね。
次に1958年の新宿伊勢丹でバレンタインセールが行われました。女性から男性へチョコをプレゼントすることをメリーチョコレートが提案したキャンペーンです。どうして男女共にから女性だけにターゲットを移したのか?それは当時の日本はアメリカのウーマンリプ運動の影響を受けて、日本でも恋愛の主導権を女性が握ろうぜ!という雰囲気があったから。それからメインの買い物客が男性ではなく女性だったからというものあります。時代の先を読んだ提案をしてたメリーチョコレート凄い!ですがこの時も今ほどバレンタインの習慣は定着せず…。
バレンタインデーにチョコを贈る風習が広まったのは1970年ごろ。チョコの消費量が増えたことにより広まっていたと言われています。ついにチョコを贈るのが定着したよ、お菓子メーカーさんやったね!
さらに現在だと異性の好きな人に贈る以外に、友チョコや義理チョコや逆チョコなんてものもあって、お菓子メーカーはニコニコですね。
メーカーが頑張ったことよりチョコを渡す習慣が日本では定着したんですなぁ
今ではバレンタインデーが近づくとお店にチョココーナーができるのは当たり前の光景ですが、この習慣が定着したのは1970年ごろだったんですね。意外と最近ですね。
最近では女性が男性へチョコを贈るだけではなくその逆もありますし、発祥元のように日本でもバレンタインデーは男女関係なくお互いがプレゼントしあうようになるかも?そうなったらホワイトデーがなくなっちゃいそうですね(笑)
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