半夏生で食べる物は?タコ・うどん・サバだって聞いたけど由来はあるの?
梅雨の終わりを知らせてくれる半夏生の日は○○を食べるという風習がありますが、地方によってはうどん・タコ・サバと、半夏生の日に食べる食べ物が違うのでちょっと面白いですね^^
半夏生の日が近づくとスーパーなどで半夏生にはタコやサバを食べよう!と宣伝されてたくさん並べられているので、半夏生の日にスーパーに行くと自分の住んでいるところでは何を食べるのか手っ取り早くわかりそうです。
今回はそんな半夏生の日に食べるものは何なのか?
地域で半夏生の日に食べるものは違うのかについてお話しますね。
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半夏生の日ってタコを食べるんじゃないの?
関西地方では半夏生の日にはタコを食べるという風習が根付いています。
田植えを済ませた時期にタコを食べることで、稲の根がタコの足みたいに四方八方にしっかり根付きますように!稲穂がタコのきゅうばんみたいに立派に実りますように!といった願いを込めて半夏生の日にはタコを食べていたんですね。
梅雨の終わりを知らせてくれる半夏生ですが、この時期は雨が多く降るため畑の土が流されてしまいますよね。
なので稲だけでなくすべての農作物の豊作を願ってタコを食べていたかもしれません。
大事に育てた農作物が梅雨により台無しになっては悲しいですからね(´・ω・`)
いやいや半夏生の日はうどんを食べるのさ
うどんといえば…香川県!
そうです半夏生の日にうどんを食べる風習は香川県にあります。
むかし香川県の農村で田植えや麦の狩り入れが終わる半夏生のころ、収穫された麦を使いうどんを打ち農作業を手伝ってくれた人たちに振る舞っていたそうです。
小麦の収穫ができたことを祝ってうどんを打ち振る舞うことが風化されずに受け継がれたため、現代でも半夏生の日にうどんを食べるのが定着しているんですね。
ただこの風習がいつごろからどうやって始まったのか…ということはわかりませんでした。残念です(´・ω・`)
しかしこの風習によりうどんの日が生まれたんですよー!
香川県の本場さぬきうどん共同組合が1980年に7月2日をうどんの日に制定したんです。
うどんの日には香川県の各地でイベントが行われたり、うどんの無料提供のサービスが行われたりと、現代でも変わらずに半夏生の日にはうどんを食べる風習が受け継がれているのは感嘆深いですね。
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ちょっと待ってよ半夏生の日はサバを食べるんだよ!
半夏生の日に焼きサバを食べる風習は福井県の大野市を中心とした地域です。
1匹丸ごと焼いた焼きサバを家族全員で1本ずつ食べるんだとか。
ただサバと言えば旬は秋ですよね。秋サバなんていうくらい脂が乗って美味しいのは夏ではなく秋です。
まだ旬でない時期の半夏生の日に焼きサバを食べるのは、江戸時代から疲労回復のために食べる風習が伝わってきたからです。
うちでは半夏生の日にはきな粉餅を食べるよ?
半夏生の日にはタコ・うどん・サバでもなく、きな粉餅を食べるのが奈良県と大阪府の一部の地域。
はげっしょという小麦粉を混ぜた餅にきな粉をつけて食べるんです。
無事に農作業を終えれたことを神様に感謝して、きな粉をお供え物にして一緒に食べたことが由来なんだとか。
半夏生の日に食べるものは地域によって様々
半夏生の日に食べるものは地域によってタコ・サバ・うどん・きな粉餅と違うのがおもしろいですね。
あなたの住んでいる地域では半夏生の日に何か食べる風習はありましたか?( ´∀`)
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