菜種梅雨の時期はいつからいつまで?菜種梅雨とはどんな意味?
2016/05/13
梅雨と言えば6月のイメージが強いですよね。
それでは菜種梅雨とは何なんでしょうか?
梅雨と菜種梅雨は何が違いがあるのか?
今回は菜種梅雨の意味や時期についてお伝えしますね。
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菜種梅雨はいつからいつまででどんな意味がある?
菜種梅雨はねたねづゆと読みます。
3月中旬~4月上旬にかけて比較的長く降るまとまった雨のことを菜種梅雨と言います。
3月中旬から4月上旬に咲く花と言えば桜ですが菜の花も見頃ですよね。
菜種梅雨の漢字を分解してみてみるとわかりやすいんです。
菜種が菜の花で梅雨が雨が連続して降る期間のことですよね。
つまり菜種梅雨とは菜の花が咲くころに降る長雨のことを指します。
ちなみに6月~7月の時期にある梅雨と3月中旬~4月上旬の時期にある菜種梅雨は、菜種梅雨の方が期間は短いようですね。
別の呼び方がある
菜種梅雨には春の長雨・催花雨(さいかう)・春霖(しゅんりん)という呼び方もあります。
春の長雨は言葉通りの意味で春に降る長い雨のこと。
催花雨(さいかう)の催の字の読み方が菜の花の菜に変わって、更にそれが菜種梅雨に変化した…という説もあるそうです。
春霖(しゅんりん)の霖は一文字で長雨を意味しており、春の長雨そのものを意味しているのが春霖なんですね。
春雨と菜種梅雨は同じ意味なの?
先ほど上げた中に春雨がありませんでしたが、春雨と菜種梅雨は同じ意味ではないのでしょうか?
このふたつは同じ意味であるという意見が多いですが、微妙にちょっと違ったりします。
それは雨が降る時期の違いです。
菜種梅雨は菜の花が咲くころに降る雨でしたよね。
なので春と言っても早春の時期なのが菜種梅雨です。
しかし春雨は桜の花を散らせる桜散らしの雨のことを指します。
どちらも御暗示春に降る雨ですが降る時期が微妙に少し違う…のかもしれません。
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菜種梅雨は俳句の季語にも時候の挨拶にもなりやすぜ
俳句を作る時に4月の季語として菜種梅雨は使うことができますよ。
それから4月の季語として時候の挨拶に入れて使うこともできます。
例えば菜種梅雨も明けて日差しにあたたかくなってまいりました…なんて感じに使えますよ^^
ちなみに○○梅雨というのは1年に4回もあるそうな
季節の変わり目に降る雨には梅雨という名前が付く言葉があるんです。
冬~春に変わる時期の長雨は菜種梅雨でしたね。
春~夏に変わる時期の長雨はよく知られている梅雨、夏~秋に変わる時期の梅雨はすすき梅雨、秋~冬に変わる時期の長い雨が山茶花梅雨(さざんかつゆ)と言います。
6月ごろの梅雨以外はぜんぶ季節の植物の名前が付いているのが、季節を感じられて良いですしわかりやすいので助かりますね^^
まとめ
菜種梅雨(ねたねづゆ)は3月中旬~4月上旬にかけてまとまって降る雨のこと。
菜の花が咲くころに長く降る雨というと覚えやすいかも。
菜種梅雨と同じ意味で春の長雨・催花雨(さいかう)・春霖(しゅんりん)という言葉もある。
春雨と菜種梅雨は同じ春に降る雨だけど時期がちょっとだけ違うかも。
菜種梅雨は早春に降り春雨は桜の花を散らす時期に降る。
また菜種梅雨は4月の季語として俳句や時候の挨拶に入れて使うことができる。
他にもすすき梅雨(夏から秋に変わる時期の長雨)、山茶花梅雨(秋から冬に変わる時期の長雨)などがある。
菜種梅雨の時期はだんだん春に近づいてきているけどまだちょっと肌寒い時期ですよね。
そんなときに長く雨が降ると余計に寒く感じます^^;
また梅雨と言えば6月から7月にかけてのイメージでしたが、年に4回も梅雨があるだなんてちょっとビックリですね。
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