虫がいる栗の見分け方や処理の仕方は?生栗の保存方法について
2016/06/05
秋の味覚狩りと言えばぶどう狩りや栗拾いなどいろいろありますよね。
自分で拾ってきた栗を焼き栗にしたり蒸して食べたりするのが楽しみです(*´ω`*)
ただ栗拾いでゲットした栗の皮を剥くと虫がいてヒェー(゚д゚ ;)となることも。
栗そのものは美味しいですし栗拾いも楽しいので良いんですが…中にいる虫だけがイヤなんですよね。
今回は虫がいる栗の見分け方や栗の保存方法についてお伝えします。
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穴が空いていない栗を剥いたら中に虫が入っていたんだけど…
穴が空いていないから大丈夫…と思って皮を剥いたら中に虫がいたなんてことがありますよね。
どうして穴が空いていないのに栗の中へ虫がいるのか?
これは栗が結実する前に花の段階で虫が卵として中に入ってしまいそのまま実として成長するからです。
栗に穴をあけて虫が侵入するのではなく、中の実をしっかり食べて満足した虫が出ていくために穴をあけていたんですね。
ちなみにスーパーなどで買える栗にほとんど虫食い栗がないのは、花やつぼみの段階で薬を使い殺虫処理をしているからです(燻蒸処理)。
殺虫処理をしていない自然の栗の実にはほとんどが虫食い(7割~9割程度)なのは仕方がないことなんですが…やっぱり皮を剥いたときに虫がいるのはイヤですね^^;
虫がいない栗を拾うときのポイントや虫がいる栗の見分け方について
栗拾いで栗を拾うときは穴が空いているものや虫がいるものは拾わないようにしましょう。
虫がいる栗の見分けるにはまずバケツなどにたっぷりと水を入れて栗を浸け半日ほど放置すると、虫に食われている(虫がいる)栗は浮いてきます。
栗の中に居る虫が実を食べているので空洞ができたせいで浮いてくるんですね。
あとは平らな所に新聞紙やいらない紙などを敷いてその上に栗を並べて数時間置いておきます。
虫が入っている栗は白い粉が出てくるのでその栗は避けましょう。
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栗拾いでゲットした栗はすぐに茹でること
拾ってきた栗をそのまま保存していてはいけません。
栗の中に虫の卵があり成長して食べることができなくなってしまう可能性があるからです。
栗を拾って来たらすぐに低温で茹でて処理しましょう。
2リットルの水を鍋に入れて火にかけ水温が80℃になったら1キロほどの栗を素早く投入。
栗を鍋に入れた後は火を弱くして80℃以上にあがらないように注意してください。
1分ほど浸透させた後は水を切って栗の表面が乾く程度に陰干しをします。
栗を保存したい場合は穴をあけたポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存しましょう。
生栗の保存期間は1週間~長くても1カ月ほど。
またポリ袋に穴をあけるのは結露を防ぐためなので忘れずに穴をあけましょうね。
生栗の保存方法のポイントは水の温度と時間を厳守すること!
栗の中にいた虫はリスがいるなら餌として与えるのも良い
今回は虫がいる栗の見分け方や生栗の処理・保存方法についてお伝えしました。
自然の栗の70~90%は中に虫がいるため栗拾いでゲットしたもの全て虫がいない栗にするのは難しいかもしれません。
持ち帰ってきたら水に浸けて浮かぶものを取り除いたら、低温ですぐに茹でて万が一中に虫の卵があってもそれ以上成長しないように阻止しましょう。
すぐに茹でることでもし栗の中に虫がいたとしても死んでしまいますし、卵があったとしてもそれ以上成長しないので^^
また栗にいる虫はリスの大好物なのでリスを飼っている方はこの虫を餌として与えるのも良いかもしれません。
わざわざ虫食いの栗を取ってきて中にいる虫をリスに与える飼い主さんもいらっしゃるくらいですからね^^
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