インフルエンザの予防接種後の運動は当日も翌日もダメ?副作用について
2016/09/11
インフルエンザの予防接種をした後に運動はしても大丈夫なんでしょうか?
当日は危なそうだけど翌日ならいいのかな…と疑問に思いますよね。
またワクチンによる副作用がどのようなものがあるのかも気になるところです。
今回はインフルエンザの予防接種後に運動をしてもいいのか、インフルエンザワクチンの副作用や注意したい症状などをお伝えしますね。
スポンサーリンク
インフルエンザの予防接種をした後の運動はしても大丈夫?
インフルエンザの予防接種をしてから24時間は過度な運動はしてはいけません。
予防接種を受ける前に24時間は激しい運動はしないでくださいと指導があると思います。
水泳やランニングなど全身を使う激しい運動はこの日ばかりは休んでくださいね。
なぜ予防接種後に運動をしてはいけないのかと言いますと、たとえば発熱や過呼吸などの症状が現れたとします。
この症状がワクチンの副作用か過度な運動による体調の変化かの判断が難しくなるからです。
翌日は運動してもいいの?
インフルエンザの予防接種を受けた24時間は運動してはいけないことはわかりました。
では24時間が過ぎた翌日は運動しても良いのでしょうか?
当日はもちろんダメですが24時間経ったら全身運動をしても大丈夫なことが多いです。
しかしワクチン接種後の2~3日は副反応が出る可能性があるので、予防接種を受ける病院などで翌日運動する予定があるが大丈夫なのか具体的に聞きいてみましょう。
副作用はある?
インフルエンザの予防接種を受けたときに注射した個所が、赤く腫れたり痛みがあったりしたことはありませんか?
これは予防接種の副作用だと言われており予防接種を受けた人の10~20パーセントに起こります。
ですが軽いものがほとんどでだいたい2~3日ほどで治ります。
腫れてしまうのはインフルエンザワクチンに対して体が反応して起こるためなので、逆に言えば抵抗が作られている証拠ですね^^
ほかにはインフルエンザに似た軽い症状が出ることもあるようです。
頭痛・発熱・寒気(悪寒)・鼻水・めまい・下痢・だるさなど。
ただこれらの症状はワクチンとは無関係の風邪の場合もあります。
こちらもだいたい2~3日で収まることが多いですね。
またインフルエンザワクチンは不活化ワクチンなので、予防接種によりインフルエンザが発症してしまう…ということはないのでご安心を。
スポンサーリンク
こんな症状が出たら注意
じんましんが出たり呼吸が苦しくなった場合
じんましんが出る・呼吸が苦しくなるなどの症状が出たらアナフィラキシーの可能性があるので要注意。
アナフィラキシー反応とはアレルギー反応のことで、じんましんが出たり、声が出にくかったり血圧が下がるなど激しい全身反応が起こります。
予防接種の直後~15分くらいにアナフィラキシー反応が起こる方がいますが、初めてインフルエンザワクチンを打つ方に多いようです。
アナフィラキシー反応は比較的短時間で起こることが多いので、予防接種を受けたあと30分ほどは医療機関内で安静にしておくとよいですよ。
もし家に帰ったあとに異常があった場合は早急に医師へ相談してください。
またインフルエンザノワクチンは作る過程で鶏の卵を使っています。
ですのでワクチンに卵のタンパク成分が残っているため卵アレルギーの人はお気を付けください。
過去に卵成分でアナフィラキシーショックを起こしたことがある場合は予防接種は避けた方がよいです。
手足に力が入らない
筋肉がうまく使えず手足に力が入らない場合ギラン・バレー症候群の可能性があります。
最初に下痢や風邪になり感染後1週間くらいあとに手足に力が入らなくなる症状が現れ始めます。
時間をかければ回復することが多い病気なんですが、後遺症が残った方や自力で歩くことができなくなった方が10パーセントほど、亡くなられた方は1パーセント未満だそうです。
インフルエンザの予防接種をして1~3週間後に手足のしびれを感じたら神経内科で受診してくださいね。
注射跡が赤くなる・腫れた部分が広範囲の場合
注射した跡が赤くなったり腫れたりするのは普通ですが、その赤くなったり腫れた部分が広範囲の場合はワクチンに対して過剰なアレルギー反応の可能性があります。
もし広範囲で赤くなった・腫れた場合はすぐにお医者さんで受診してくださいね。
副作用は軽いものばかりだけど…
予防接種を受けた当日に運動はもちろんNGですが、2~3日後に副反応が出る可能性も考えて3日は大人しくした方が良さそうですね。
またインフルエンザワクチンに限らずどんなワクチンや薬にも多少の副作用はあるものです。
インフルエンザの予防接種も副作用はありますが軽い症状のものがほとんどです。
ただ中には重症な症状が出ることもあるので絶対安心とは言えません。
しかしワクチンによる副作用と予防接種をしないでインフルエンザになったときの症状を比べると、接種せずにインフルエンザに罹った方が後遺症や合併症など重傷化になるリスクが高まります。
インフルエンザの予防接種を受けるかどうかは良く考えてみてくださいね。
スポンサーリンク