2016年の半夏生はいつになる?半夏生の由来や意味についてまとめ
半夏生(はんげしょう)という言葉を聞いたことはありますか?
雑節のひとつである半夏生は普通に暮らしていると馴染みがありませんが、農家の方々にとっては大切な日なんですよ。
今回はそんな半夏生の由来や意味について、2016年の半夏生はいつなのかご説明しますね。
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半夏生はいつからいつまでのことを指すの?半夏生は2016年だといつになるのか
夏至の日から数えて11日に当たる日、またはその日から5日間が半夏生です。
月日で言うと毎年7月2日ごろ~6日ごろまでですね。
太陽黄経が100度になる日を半夏生にしているので、毎年必ず7月2日というわけではないんです。
2016年の半夏生は7月1日(から5日まで)です。
ちなみに来年の2017年の半夏生は7月2日(から6日まで)となります。
どうして半夏生と呼ぶようになったの?
半夏生を見てすぐにはんげしょうと読めましたか?
わたしは読めず半分の夏の生ってなんじゃい?と頭にハテナマークをたくさん浮かべてました^^;
半夏生と呼ばれるようになった由来はふたつの説があります。
ひとつは半夏生の半夏は烏柄杓(からすびしゃく)という薬草の名前から来ている節。半夏の生える時期にちょうど当たるので半夏生って呼ぼうぜ!となったんですね。
ふたつめは半夏生という花が咲く時期だったという説。
この半夏生は半夏とは違う植物で、半夏生は和名で片白草(かたしろくさ)と言います。そしてこの半夏生は毒草です(゚д゚ ; )
半夏生(和名:片白草)は7月初旬から花を咲かせるんですが、葉っぱの枚数の一部の表側だけ白くなるのが半分化粧をしているように見えることから半化粧→半夏生となったと言われています。
雑節のひとつである半夏生が半夏生と呼ばれるようになった由来はふたつの説がありますが、片方は薬草からでもう片方は毒草からだなんて正反対でちょっと面白いですね。
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そもそも雑節ってなんじゃい!
雑節とは季節の目安となるもので半夏生は梅雨明け間近の頃を示しています。
ただ地域によっては梅雨明けすぐを示すことになりますね。
ちなみに半夏生以外にも節分や彼岸なども雑節なんですよ。
半夏生って農家の人にどう重要だったの?
農業が中心だった昔の日本の農家にとっては半夏生は重要な節目の日なんです。
「チュウ(夏至)は外せハンゲ(半夏)は待つな」という言葉があるくらい、半夏生は農家の方々にとっては大切な日だったんですね。
この言葉の意味は夏至~半夏生に入るまでに田植えを済ませると良いという意味です。
また半夏生の後はどんなに天気が良くても田植えはしないという風習もありました。
無事に田植えを終えた農家は半夏生の日の天候で稲作の豊凶を占っていたそうです。
半夏生から5日間は田植えをしない地方もあったんですよ。
なので半夏生の日付が7月2日ごろだけでなく、7月2日~5日と5日間を指すこともあるんですね。
ただこの田植えの話は昔のことで、現代は品種改良や農業改革が進んだので田植えの時期は当時よりずっと早くなりました。
そのため現代では半夏生を目安にして田植えを行ってはいません。
半夏生の意味や由来についてまとめ
2016年の半夏生は7月1日(から5日まで)。
半夏生の時期は夏至から数えて11日目に当たる日、または11日目に当たる日から5日間です。
半夏生と呼ばれるようになった由来はふたつあり、烏柄杓という薬草が生える時期だからという説と、半夏生(片白草)という毒草の花が咲く頃だからという説があります。
昔の日本では夏至~半夏生になるまでに田植えを済ませていました。
もし天気によりその年の作業が遅れて半夏生が来ても、半夏生の日以降は田植えをしない風習もあったそうです。
また半夏生の間は農作業を休みにしていた地方があったり、無事に田植えを終えたら半夏生の日の天気で稲作の豊凶を占っていたそうな。
昔は半夏生を目安に田植えを行われていましたが、現代では農業改革・品種改良が進んだため半夏生を目安に田植えはしていません。
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