お彼岸とはいつやるの?おはぎを食べる意味とは
2016/02/04
8月はお盆があるので帰省してお墓参りに行く人は多いと思います。
ですが実は8月以外にもお墓詣りをするお彼岸があるのを知っていますか?
今回はお彼岸とはどんな意味があるのか?期間はいつなのか?どうしておはぎを食べるのか?などお彼岸についての疑問をお話ししていきますね。
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そもそもお彼岸とはなに?
ご先祖様や自然に感謝をささげる日本独自の仏教行事です。お寺の法要やお墓詣りに行って亡き人へ思いをはせながら感謝するのがお彼岸です。
仏教では生死の海を渡って到達する世界を彼岸といい、その反対側の私たちがいる世界を此岸と言います。彼岸は西に此岸は東にあるとされています。
春分と秋分の時期にお彼岸をするのは太陽が真東から上って西に沈むので、彼岸と此岸が一番通じやすい時期だと考えて先祖供養をするようになったんですね。
お彼岸はいつやるの?春と秋の年に2回あります
お彼岸は年に2回あり春彼岸と秋彼岸に分かれています。
春彼岸は3月の春分の日を挟んだ前後3日の7日間、秋彼岸は9月の秋分の日を挟んだ前後3日の7日間です。
2016年の春分の日は3月20日なので春彼岸の期間は3月17日~23日になります。
秋分の日は9月22日なので秋彼岸の期間は9月19日~25日ですね。
またそれぞれの彼岸の初日を彼岸の入り・終日は彼岸のあげと言い、春分の日と秋分の日をお中日と言います。
お彼岸におはぎを食べる意味とは
お彼岸におはぎを食べる理由ですが本当の由来や理由はわかっていません。
いくつか由来がありますのでそれを紹介しますね。
・小豆は邪気を払う力があると言われていたから
・当時はもち米や砂糖がとても貴重で高級品だったため、特別な日にふるまう物だったから
・もち米とあんこを合わせることから先祖と心を合わせるという意味から
お彼岸におはぎやぼたもちを食べるのはただ甘いものが好きだから…という理由ではなかったんですね。
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実は春彼岸と秋彼岸ではお供えするおはぎは違う!?
春彼岸も秋彼岸もおはぎをお供え物にしたり食べたりしますが、春と秋とでは実は供えるおはぎは違うんです。
春彼岸ではぼたもちを秋彼岸ではおはぎをお供えするのが正しいと言われています。
ぼたもちとおはぎはほとんど同じ食べ物ですね。違いは中身のあんこです。ぼたもち(こしあん)かおはぎ(粒あん)と、こしあんか粒あんかで違うんですね。
ただ現代では品種改良や技術が発達したことにより、1年中こしあんも粒あんも使えるようになりました。なのでどっちがおはぎでどっちがぼたもちなんて言う意味はないかもしれませんね。
お彼岸に用意したおはぎの食べ方
用意したおはぎはご先祖様や仏様にお供えした後に頂きます。
お供えしたおはぎをみんなで分けて食べるのは、仏様から福をもらうという縁起の良い意味があるからです。
またお彼岸は春・秋共に7日間ありますが、おはぎに入っているあんが傷みやすいのでお供えするのは初日だけでOKですよ。
お彼岸の意味とおはぎを食べる理由のまとめ
お彼岸は故人と通じることができる日で、故人に思いをはせながら感謝をする行事。
お彼岸の期間は春分の日・秋分の日の前後3日で合計7日間あります。
おはぎを食べる理由は小豆には邪気を払う力があると言われていたこと、故人を思いをはせる特別な日だからこそ当時貴重だった砂糖やもち米を振る舞った、あんこともち米をふたつ合わせて作ることから先祖と心を合わせるという意味があること。
おはぎとぼたもちの違いはこしあんか粒あんか。
おはぎはお供えした後にみんなで分けて食べます。おはぎをお供えするのは初日だけでその後は下げても大丈夫です。
お彼岸は亡き人と通じ合うことができる特別な日です。そんな日に食べるおはぎにも意味があったんですね(正式な意味はわからないようですが)。
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