自転車で傘差し運転は違反だけどかさべぇで固定してもNG?地域によっては使える?
去年の6月に道路交通法が改定されて自動車の交通ルールが変わりましたね。
自転車運転者講習制度が導入されてから自転車のルール違反の取り締まりが厳しくなったように感じます。といってもどれも元々禁止されていたことではあったんですが^^;
イヤホンをつけての運転やスマホを見ながらの運転はもちろん、傘差し運転も片手運転になってしまうので違反となります。
では道具で傘をハンドル部分などに固定して使えば、自転車の傘差し運転はNGにならないのでしょうか?
今回は自転車での傘差し運転はどこかダメなのか、傘を固定すれば自転車でも傘を差せるのかについてお話します。
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自転車に乗るなら傘を片手で刺すのは違反!
片手で傘を差しながら自転車を運転するのは違反になってしまいます。
傘を差していると両手でハンドルを握ることができないので正確な運転できませんし、ブレーキが両手で出来ないためしっかりと止まることが難しいですよね。
確実にハンドル操作ができない状態になるため、傘差し運転は道路交通法違反となってしまうんです。
自転車で傘差し運転がNGなのはニュースでよく取り上げられていたので知っている人も多いかもしれませんね。
傘を固定できるさすべぇなどを使うのはOKなのかNGなのか
自転車に傘を固定できる道具としてさすべぇというものがあります。
さすべぇとは自転車のハンドルの中央部分に傘を固定できる金具のことです。
大阪に住んている方はさすべぇを知っている人が多いかもしれません。
つくっている会社は愛知県にあるんですが、さすべぇの販売先の半分以上は大阪と言われていますからね^^
このさすべぇを使えば片手ではなく両手で運転できるので、交通法違反にはならないのではないかと思うのですが一体どうなんでしょうか?
交通の方法に関する教則では片手で傘を差しながら運転することは禁止されていますが、さすべぇなど傘立てなどは禁止されていません。
ただ地域によっては自転車に乗る場合は傘を差すこと自体がNGなところと、条件を満たせば使ってもOKなところがあります。
傘立てが使用できない地域
青森県、岩手県、山形県、静岡県、三重県、福井県。
条件を満たせば傘立てを使用できる地域
栃木県、茨城県、愛知県、京都府、長崎県、広島県、熊本県。
これらの地域では交通量が少ない場合など条件を満たす必要がありますが、かさべぇなど傘立てを使って自転車を運転することが可能です。
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傘立てを使っていて事故を起こしたら安全運転義務違反に
自転車で走行する際は確実にハンドルやブレーキを操作できる状態で、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならないと定められています。
片手で傘をさすとフラフラしますし、確実にハンドル操作やブレーキをかけることが難しくなるので安全運転義務違反と言われても納得できますね。
ですがさすべぇなど傘を固定できる道具を使えば両手でしっかりと操作できるので違反にはならないのでは?
交通の方法に関する教則では傘を固定して自転車を運転する時も、運転が不安定になったり視野が妨げられたり傘が歩行者に接触するなど、危険な場合がありますと書かれています。
この教則自体に罰則規定はないので、地方によっては条件付きで傘立てを使ってもOKだよと言われるんですね。
かさべぇなど傘立てを使う際の注意点
金具をしっかりと自転車に取り付けて、傘を金具にきちんと取り付けて使いましょう。
きちんと取り付けがされてないとフラフラと運転が不安定になったり、傘により視野が遮られるので危険な状態になりますし、この状態になってしまうと道路交通法の違反になってしまいますね。
あとは傘立てを使う際は自転車全体の幅と高さの制限についても注意しておきましょう。
地方によって若干違ってくるんですが、だいたいハンドルの幅から左右0.15メートルずつまで(県によっては0.3メートルずつ)、高さは地上から2メートルまでという制限があることに注目!
傘立てを使って傘を差した際にこの幅と高さの制限を超えてしまっていないか確認しておきましょう。
かさべぇなどの傘を固定しても自転車で傘はNGなところもあるけど使えるところもある
元々片手で傘を差しながらの運転は禁止されていました。
現在も全国で片手で傘を差しながら自転車を運転するのはNGです。
栃木県、茨城県、愛知県、京都府、長崎県、広島県、熊本県では、交通量が少ない場合に限るなど条件を満たさないと使用することができませんが、青森県、岩手県、山形県、静岡県、三重県、福井県のように傘は何が何でも禁止!というわけではありません。
条件付きでもかさべぇなど傘立てが使える地域に住んでいる方は、傘立てを使ったときの自転車全体の幅と高さ制限が超えてしまっていないか確認してから、しっかりと金具と傘を取り付けて安全に使用することで雨の日も快適な自転車ライフを過ごしてくださいね。
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