喪中の初詣は神社もお寺もダメ?お守りやおみくじもNG?
2016/11/06
身内にご不幸があった場合今年は正月行事をしない方もいらっしゃいますよね。
「喪中は初詣に行ってはいけない」とよく聞きますが本当なんでしょうか?
今回は喪中の初詣についてお伝えしますね。
スポンサーリンク
喪中時は初詣に行ってはいけないのは神社
喪中でも初詣に行ってOKなところは「お寺」です。
「神社」は基本的にはNGとなります。
どうしてお寺は大丈夫で神社はダメなんでしょうか?
お寺と神社では「死」のとらえかたが違うからです。
仏教(お寺)では死をケガレとして考えませんが、神道(神社)では死をケガレと考えるからです。
神様をケガレを嫌うので神聖な場所である鳥居をくぐることができません。
なので身内にご不幸があった場合神社にまつわる慶事は避けないといけないと言われています。
喪中ではなく忌中の時に行ってはいけない
喪中だから神社へ参拝へ行けない…と思いきや実はそうではないこともあります。
ケガレがある状態の時は神社にまつわる慶事は避けないといけません。
ですがケガレがある状態は「忌中」の時だけです。
忌中の期間は亡くなった方があなたの両親や配偶者の場合は50日間。
祖父母は30日間、兄弟姉妹・子ども・叔父・叔母は20日間です。
それ以降から13か月目までは「喪中」となります。
神社へは忌中が開けていればケガレはもうすでに晴れているので、喪中であっても参拝しても大丈夫なんですよ。
忌中と喪中を混合してしまうため一年間は神社に行ってはいけないと誤解している方も多くいらっしゃいます。
勘違いで初詣に行ける時期なのに行かないというのはちょっともったいないかもしれませんね。
ただ地域やご家庭により決まりなどがあるので、一概に忌中が開けたら神社へ参拝に行ってOKとは言えません。
念のため親族の年長者や神社に聞いてみましょう。
スポンサーリンク
お守りやおみくじは?
忌中を過ぎていれば喪中であっても新しい年のお守りやお札をいただいても大丈夫です。
持っているお守りやお札も忌中を過ぎていればお炊き上げしてもらうことが可能です。
もしくは忌中でない親族の方にお願いして納めてもらうこともできますね。
またお炊き上げは節分の日である2月3日までに納めれば良いとされているので、無理に年始に行かなくても大丈夫ですよ。
神社によっては郵送対応しているところもあるので一度問い合わせて相談するのも良いと思います。
おみくじも同じく忌中を過ぎていれば大丈夫ですよ。
お寺なら忌中や喪中は存在しないので初詣先がお寺なら忌中でも問題ないです。
まとめ
お寺は忌中や喪中は存在しないため初詣に行っても問題ない。
神社へ初詣に行ってはいけないのは「喪中」ではなく「忌中」の時。
ただ地域や家庭により取決めなどがある場合があるので念のため親族の年長者や神社に確認した方が良い。
忌中を過ぎたら喪中でもお守りやおみくじを買っても大丈夫。
世間一般では「喪中に初詣に行くことはNG」とよく聞きますが、実は一概にはそういえないことがわかりました。
ただ一般論と地域やご家庭のルールが必ずしも同じとは限りませんのでお気を付けくださいね。
スポンサーリンク