野菜ジュースは栄養が少ないって本当?飲んでも効果はないの?
最近野菜まったく食べてないな…気休め程度にでも野菜ジュースを飲んでおくか。
野菜ジュースはコンビニやスーパーなどほとんどのお店で販売されてるので入手しやすいのと、野菜を手軽に摂ることができるので人気がある飲み物ですね。
それに飲みやすく加工されている野菜ジュースも多いので、野菜が苦手な人でも野菜ジュースは飲めるという人も少なくありません。
しかし市販の野菜ジュースを飲んだら本当に栄養が摂れるのでしょうか?
今回は野菜ジュースに含まれる栄養は生野菜よりも全くないのか、それとも栄養素はジュースにも含まれているのかについてお話します。
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普通の野菜→野菜ジュースにすると栄養は違ってくるの?
市販の野菜ジュースは一度野菜や果物の水分を飛ばしてから、再び水を加えて作る製法で野菜ジュースはできています。
また雑菌のため加熱処理をしたり、飲みやすいように食物繊維を取り除いて野菜ジュースにしています。
ですので野菜ジュースにすると通常の野菜よりも減ってしまう栄養素もあれば、ほとんど変わらない栄養素があるんですね。
野菜ジュースにしても量が変わらない栄養素
野菜ジュースにしても量が変わらない栄養素は、ビタミンA・ビタミンB・ビタミンE・βカロチン・カリウムなどです。
ビタミンAやβカロチンは抗酸化作用や視力を維持するために必要な成分であり、ビタミンBは疲労回復効果が期待でき、ビタミンEは抗酸化作用や血行を良くする働きがあり、カリウムは余分な塩分を体内に排出してくれるのでむくみを解消できる効果が期待できますね。
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野菜ジュースにすると量が減ってしまう栄養素
残念ながら野菜ジュースになると量が減ってしまう栄養素があります。
それはビタミンC・酵素・食物繊維の3つ。
まずビタミンCは熱に弱いため野菜ジュースを作る時加熱する際、ほとんどのビタミンCが失われてしまいます。
この失われてしまったビタミンCを補給するためにビタミンCを添加している野菜ジュースもあるようです。
ビタミンCが添加されている野菜ジュースかどうかは、商品に記載されている成分表示を確認してみるとわかるので気になる方は一度確認してみてください。
次に酵素もビタミンCと同じく熱に弱い成分ですので、野菜ジュースが作られる段階で失われてしまいます。
酵素の糖の分解をゆるやかにしてくれる働きが失われてしまうため、フルーツが混ざっている野菜ジュースは少し注意が必要です。
酵素の働きがなくなっているため果物入りの野菜ジュースを飲むと、血糖値が急上昇する恐れがあるため気を付けましょう。
最後に食物繊維ですがほとんどの野菜ジュースは食物繊維の量が2.0g以下と非常に少ないです。
普通の野菜のまま食べたら食物繊維を10g摂ることができるのに、野菜ジュースにしてしまうと半分もないだなんて…。
食物繊維の1日の摂取量の目安は20gほどなので、たくさん野菜ジュースを飲んだとしてもこれでは目安の量に届きませんね。
また食物繊維には水に溶ける水溶性と、水に溶けない不溶性の2種類があります。
野菜ジュースにするときは飲みやすいように不溶性の食物繊維が取り除かれてしまうんです。
不溶性の食物繊維が残ったままではドロドロするため飲みにくいからなんですが…栄養面を考えるとこれは残しておいてくれた方が嬉しいんですけどね^^;
野菜ジュースはデメリットばかりではなくメリットもある
野菜ジュースにする際失われてしまう栄養素もありますが、生野菜で食べるよりも多く吸収できる栄養素もあるんですよ。
βカロテンやリコピンなどはジュースにすることにより吸収率がアップします。
それに野菜だと蒸したり調理しなければいけませんが、野菜ジュースなら思い立ったらすぐに飲むことができます。
生野菜で野菜が食べれないけど野菜ジュースなら飲めるという人にとっては、野菜ジュースはありがたい存在ですし、普通に野菜を買うより価格が安いのが魅力的ですね。
野菜ジュースをメインではなくサポートとして取り入れるのが良い
野菜ジュースには生野菜と同じ栄養素が摂れるものもあれば、野菜ジュースにする製法でどうしても失われてしまう栄養素があります。
ですので野菜ジュースだけを飲んでいても野菜の代わりにはなりませんが、野菜ジュースを飲まずに普通に野菜をモリモリ食べることができていれば最初からそうしていますよね^^;
健康のことを考えると野菜ジュースだけを飲むのではなく野菜も適量食べる必要があります。
野菜が苦手な人は最初は野菜ジュースを多め飲んで徐々に野菜を食べる量を増やして行ったりと、少し工夫をして不足しがちな栄養素ちょっとでも多く摂れるように頑張りましょうね!
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