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喪中はがきを出す範囲やいつまでに出せばいい?切手のマナーと書き方

      2016/09/05

喪中喪中の年は新年の挨拶をする年賀状は出さずに喪中はがきを送るのが一般的です。

しかしいざ自分が出す立場になると喪中はがきを出す時期や、喪中となるのは近親者のどの範囲までかわからなくて悩みますよね。

今回は喪中はがきはいつまでに出せばいいか、範囲や切手のマナーなどをお伝えします。

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喪中はがきを出す時期はいつからいつまで?

喪中はがきを出す時期は一般的には11月中旬~12月上旬までです。

年賀状受け付け開始が始まる頃には相手に届くようにしたいですね。

遅くとも12月中旬までには出すようにしましょう。

喪中はがきは早く出し過ぎると相手が喪中はがきをもらったことを忘れてしまうことがあるので、出すのが早ければ早い方がいいというわけではありません。

出すのが遅いと「年賀状用意してたのにタイミング悪いな…」と相手をガッカリさせてしまうかもしれませんよね。

相手に迷惑がかからないように出すのが早すぎor遅すぎにならないように気を付けましょう。

12月に身内の方が亡くなられた場合は喪中はがきはすぐに出すべき?

もしも身内の方が12月に亡くなられた場合は喪中はがきを無理に出す必要はありません。

この場合は喪中はがきではなく寒中見舞いのはがきを後から出しましょう。

寒中見舞いのはがきは年賀状をもらった人へお礼として出すものです。

ですので寒中見舞いは1月10日に出すと良いですね。

1月10日に出すのが理想的ですが松の内を過ぎてから立春(2月4日)の前までに出せれば大丈夫です。

ただ松の内は地方によって違う場合があるのでお気を付けください。

松の内は12月13日から始まります。

ざっくり言うと関東では1月7日まで・関西では1月15日までが松の内の期間です。

出す範囲

毎年年賀状を交換している相手全員に喪中はがきを出しましょう。

逆に年賀状交換をしていない相手には出す必要はありません。

喪中はがきは年賀状を出せないことをお知らせするものなので、いろんな人に出しまくればいいというものではないんですね。

近親者ってどこからどこまでの範囲なの?

喪中ハガキは1年以内に近親者に不幸があった場合に出します。

ただこの「近親者」ってどこからどこまでの範囲なのかわからなくて困っちゃいますよね。

基本的には喪中ハガキを出す範囲は一等親(父・母・夫・妻・子)と、同居している二等親(祖父・祖母・兄弟姉妹・孫)です。

つまり喪中ハガキを出す範囲は二等親までですね。

結婚していて子どもがいる場合は子・義父母・義兄弟姉妹・義祖父母も二等親に含まれます。

叔父・叔母・いとこなどの三頭身や親の兄弟、遠い親戚などは喪中ハガキを出さなくても問題はありません。

ただやっぱり出さないのは気が引ける…と三頭身や遠い親戚などにも出す方もいらっしゃいます。

どうしようか困った場合は家族と相談して決めると良いと思いますよ。

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切手にも要注意

喪中専用はがきというものはないので、通常の「官製はがき」「私製はがき」どちらかを使います。

官製はがきを使う場合は「胡蝶蘭」の切手の絵柄があるはがきを選びましょう。

切手を貼る手間が省けるので官製はがきの方が楽かもしれませんね。

官製はがきではない場合は切手を用意しないといけません。

喪中はがきはありませんが切手には「弔事用普通切手」という専用のものがあります。

紫色の花柄模様の52円切手ですね。

日本郵便 普通切手一覧(http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/standard/index.html

切手一覧ぺージの下から2段目の真ん中の花柄模様が弔事用普通切手です。

弔事用と間違えて慶事用を選ばないようにお気を付けください。

喪中はがきの書き方

喪中はがきの内容は形式がほとんど決まっているのでわかってしまえば大丈夫です。

まず喪中により年賀状が出せないことを書きましょう。

次にだれがいつ亡くなったかを伝えます。

基本的には名前・死亡日・続柄・年齢を書きますが場合によってはそのうちのいくつかは省略されることもあります。

年齢は喪中ハガキでは数え年を使うのが一般的となのでお気を付けください。

また続柄は夫婦連名の場合は夫から見た続柄を表記するようにしましょう。

そしてお世話になったお礼や今後のお付き合いを願う言葉を書き、最後に喪中はがきを出す日付を書きます。

日付は正確な日付ではなく「平成○○年○月」と書けばOKです。

喪中はがきは縦書きなので数字は漢数字で書くようにしましょう。

注意点

葬儀から日にちが経っている場合は必ずしも喪中はがきを薄墨色で書く必要はありません。

喪中はがきを書く際は「年賀」という言葉を使わないようにお気を付けください。

年賀ではなく年始・年頭・新年などの言葉を用います。

また儀礼的な挨拶文では文面に句読点をつけないのが一般的となっていますのでご注意ください。

文例

喪中につき年始年末のご挨拶は失礼させていただきます

今年○月に父(母)の□□が○○○歳にて永眠致しました

生前賜りましたご厚情を感謝いたしますと共に明年も変らぬご交誼のほどお願い申し上げます

平成○○年○○月

自分の住所
氏名

寒中見舞いの文例

寒中お見舞い申し上げます

昨年末の○月に父(母)の□□が他界したため年始のご挨拶を遠慮させていただきました

今年も何卒よろしくご好誼のほどお願い申し上げます

自分の住所
氏名

日本の文化っていろいろとややこしいから大変

喪中はがきを自分がいざ出すとなるといろいろと悩んでしまいますよね。

もし自分では処理しきれないと思ったら業者さんに頼りのも手ですね。

どちらにしろ大切なのは相手に気持ちが伝わるように丁寧に心を込めて送ることです。

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